現代数秘とカバラ数秘

現代数秘とは

数秘とは、その名前の通り、「数」をつかってその人の「秘密」を明らかにする、一種の個人分析ツールです。

紀元前、古代ギリシャやイスラエルの時代に”数秘”は存在していましたが、その時代の数秘はそういった個人分析を目的としたツールではなく、
●数字を使って文章を暗号化する
●数字を使って暗号化された文章を読み解く
といった、情報の暗号化or暗号解読術として活用されていました。

「数字に数以外の意味を持たせる」という性質はそのままに、何千年もの時を経て、アメリカで誕生したのが「現代数秘術」です。

約100年ほど前に、バリエッタ女史とその直弟子であるジュノ・ジョーダンによって確立された現代数秘。

その世界観や概念、数字の解説などにピュタゴラス学派が影響していることから、「ピュタゴラス数秘」というネーミングになっていることもあります。

また、現代には数々の「〇〇数秘」が存在していますが、そのほぼ全ての原型がこの現代数秘だと言っても過言ではありません。

生年月日と生まれた時の氏名にその人の物語が詰まっていると考えられた現代数秘は、多くの人たちの手によって発展・進化を続けています。

カバラ数秘とは

紀元前の古代イスラエルで誕生した「カバラ」の知識や教え、数の解釈を数秘に取り入れたのが「カバラ数秘」です。

が、「これがカバラ数秘である」とは明確に定義されておらず、個々に独自の理解と解釈をして、人それぞれのカバラ数秘が存在しているように思われます。

カバラ数秘独自のナンバーはなく、「カバラ数秘」という名称は同じでも、こっちでは生年月日だけ、こっちでは氏名も計算する、といった具合に微妙に違いが出ています。

もちろんそれが問題だということではなく、書籍やサイトによってカバラ数秘の説明が異なっている場合、そのような背景があるからだとご理解いただくのが良いかと思います。

本サイトでは、現代数秘とカバラを掛け合わせているため、ベースとなるナンバーはすべて現代数秘の計算方法によって導き出されたものを採用します。

現代数秘とカバラ数秘

現代数秘とカバラ数秘は何が違うのか。

一言でいえば「当てている焦点が違う」ということになります。

すごくザックリ言うと

現代数秘は「目に見える世界」
カバラ数秘は「目に見えない世界」

に焦点を当てています。

現代数秘が私たちの行動や思考、コミュニケーション、社会的役割などを表すのに対して、
カバラ数秘は私たちの成長、厳密には私たちの”精神性や魂の成長”に必要なプロセスを表します。


これは別の角度から見てみると

現代数秘は自覚できるが、カバラ数秘は自覚できない

とも言えます。

(厳密には、カバラ数秘は自覚できない世界の仕組みを知ることで
少しでもその世界に対して意識的になることに挑戦するツールです)


カバラ数秘は当たる・当たらないではなく、

自分自身の「見えない世界」のことをまずは知ることが大事で、
そこからが本当の自分を知る旅のスタートということになります。

現代数秘は「答え合わせ」や行動の「ヒント」であり、

カバラ数秘は「知った時から理解が始まる」のです。



なかなか一言では説明しづらいため、カバラ数秘は分かるような分からないような…という感じだと思いますが、SEVEN STARSブログでも「現代数秘とカバラ数秘」の違いを色々ご紹介していますので、良かったらご覧ください。

「数字の解釈が真逆の現代数秘とカバラ数秘。一体どう読むか問題。」

「現代数秘とカバラ数秘はなぜ解釈が真逆になるのか問題。」


拙著「現代数秘とカバラ数秘」でもそれぞれの特徴と読み方を詳しくご紹介しています